木下尊惇フォルクローレコンサートにて

木下尊惇フォルクローレコンサート

1月18日守口市アイリスカフェで行われた「木下尊惇フォルクローレコンサート」(共演:松下隆二、ゲスト:岩崎慎一)を聴いてきました。
すばらしい演奏でした!テクニック、音色の美しさはもちろん木下さんの深い人間性がにじみ出てくるような幸せな2時間。松下さん、岩崎さんとの掛け合いも最高でした。
ギターもさることながら、アルマジロの甲羅で作られた小さい楽器チャランゴの音も魅力的。弾いてみたいものです!

チャランゴ、アルマジロ

お話もとても楽しかったのですが、特に印象的だったのは福島の被災地の小学生たちとのかかわりについて。木下さんは福島の山木屋小学校に総合学習の講師として招かれ、子供たちと歌を作り、さらにレコーディング、CD制作、ついに発売記念コンサートの開催にまで行き着いたそうです。しかもジャケットデザインやレコーディング、コンサートの受付運営まで知り合いのプロフェッショナルを呼んで子供たちにレクチャーしてもらい、本当に子供たちと一緒になって企画を作っていったそうです。

音楽家の社会貢献・・・などというとなんだか堅苦しいですが、本当に素朴な気持ちで被災地と関わりを持っていく木下さんたち。プロの本当の姿というのを感じさせてくれました。
「ボランティアとは思っていない。福島にたくさん友だちができたので、友だちに会いに行く気持ちで通っている」という木下さんの言葉が印象的でした。